« 2007年6月 | トップページ | 2007年8月 »

2007/07/29

ディアボロス

昨日の続きみたいなものですが、写真が多くなったので。

07071200
MMS TYPE ASURA. 装備の黒子。

07071201
副腕は、拡張ハンガーに3mmの穴を開けてさしているだけなので、元に戻せます。

07071202
翼や尻尾はFFのディアボロスのもの。翼は根元にボールジョイントを仕込んでいます。

07071203

07071204

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/28

最近の神姫さん

フェンリル。
07071100
耳の模様を描きなおし。
ルーンにしとけばよかったかなぁ。

花子。
07071101
花の模様がお気に入りのご様子。

白黒子。
07071102
なんだか楽しそうです。

金子。
07071103
正義の味方には欠かせないらしい。

兎子。
07071104
月下に飛翔する。

種子。
07071105
兎子の妹分になったとか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/27

I・Doll VOL.20 その3

07071000
ミニ用ドレス。
ディーラーさんは失念しました。

07071001

07071002

07071003
プリーツミニも追加で買ってあります。
これもカワイイ。

07071004


おわり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/23

I・Doll VOL.20 その2

今日の戦利品は、1/6オヤジというかジジイであります。
追いはぎ済みの中古品。なかなか立派な顔立ちなのです。

いつものように髪を塗ったり、瞳を描きなおしたり、しわが見えるように色をのせたりしています。

07070900

07070901

07070902

07070903
樹脂で覆われて見た目はいいんですが、可動がなぁ。

07070904


つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/22

膝蹴り

昨日使ったスタンドが楽しいので、戦利品は明日にして、膝蹴りであります。

モデルはシリウス。
ドールアイが苦手な人は続きを見ないほうがよいかと思います。

続きを読む "膝蹴り"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007/07/21

I・Doll VOL.20 その1

先日のアイ・ドールに行ってきました。

モデルはののか。
ドールアイが苦手な人は続きを見ないほうがよいかと思います。

続きを読む "I・Doll VOL.20 その1"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/15

祝!3周年

07070600
A「よー、ようー、バジルのだんなようー」
B「アレックス。俺はバジリコだと何遍 A「これ、羽織れって言われたんだけど」」

07070601
B「革ジャンは脱いで A「美少年」」

07070602
B「いや、反対側の大吟醸だろう。醸成しすぎだが」

07070603
A「で、なんなの?」
B「背中に「祝!3周年」と書くつもりだったらしい」


そんなわけで、祝!3周年なのであります。
続けられるのも飽きずに見に来てくださる皆さんのおかげです。いつもありがとうございます。
ますます混沌としてきておりますが、今後もよろしくお願いいたします。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007/07/09

ビーズ

ビーズで武装神姫サイズの武器を作ってみました。

07070500
どこかの魔槍。

07070501
穂先はローズクリスタル。
そんなものでなぜ斬れるのかは謎ですが、きっと鋭いのです。

07070502
吸血鞭。

07070503
こちらは自由自在を芯にしているので、曲がりますよ。


おまけ。
07070504
先日来検討を続けているユニコーン型神姫の軽武装。


さらにおまけ。
07070505
中の人ごっこ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/07/08

まんまるめがね 2

今日はベルにめがねをかけてもらいましょう。
そうそう、ベル用にウィッグも調達してきました。

モデルはベルベット。
ドールアイが苦手な人は続きを見ないほうがよいかと思います。

続きを読む "まんまるめがね 2"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/07/07

まんまるめがね

アイウェアコレクションのなかで一番欲しかったまるいフレームのめがねをやっとのことで発見。
一時はあきらめていたのですが、探せばあるものですね。
いつも行かないボークスの店頭においてありました。

モデルはシリウス。
ドールアイが苦手な人は続きを見ないほうがよいかと思います。

続きを読む "まんまるめがね"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

そのふたつ名は

AG 21頃
  そのふたつ名は 4

AG 24頃
  そのふたつ名は 3

AG 28
  そのふたつ名は 6
  そのふたつ名は 7

AG 30頃
  そのふたつ名は 5

AG 35
  そのふたつ名は
  そのふたつ名は 2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/03

宵闇のヴァッフェバニー

先日の Ver.3 に続いて、今回は NAKED FLESH Ver.2 に黒いレースを貼ってみましたよ。

07070200
というわけで、クノイチにクラスチェンジした兎子。
胸は魚子の。

07070201
今回のポイントは、肘・膝関節をレースで覆っているところ。
ストレッチレースを使って、関節部分には木工用ボンドを塗らないことで実現。
ただ、ストレッチレースの貼りにくさは普通のレースの5割り増しであります・・・。

07070202

07070203

07070204
「見よ、これぞ我が決め手。
『月、天ニ踊レバ、 影、地ニ狂フ』」


おまけ。
07070205
検討中の MMS TYPE UNICORN.
色を塗ったり、頭を何とかしたりと色々残っていますが、何よりも、素体と馬体をどうつなぐかが大問題・・・。
どうしたものやら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/02

そのふたつ名は 7

そのふたつ名は「王殺し」
数多(あまた)の王を殺すが運命(さだめ)


「北、<首狩王>カーラン、重装騎兵4千、重装槍兵5千、攻城工兵1千。
東、<蒼白の王女>カリ、騎兵5千。
南、<紅砂の傭兵隊長>グーノス、紅砂の傭兵2千、歩兵5千。
西、<白刃侯>ダンカン、騎兵2千、歩兵4千。」
薄暗い部屋の中央に座して、精霊たちが集めた情報を淡々と話す10代後半の少年の前には、二人の人影がある。
30代後半の男。無双の剣士、<王殺しの>ラン。
10代後半の少女。半妖精の魔剣士、<守護者>ギル。
「行き掛けの駄賃に一呑みか」
「見せしめ」
その異常なまでの残虐性で歴史に名を残す<首狩王>の軍勢が迫る中、ランとギルはそう評した。
少年はまだ幼さの残る顔に優しい笑みを浮かべて二人に告げる。
「じゃあ、巻き込まれないうちに出発しようか」
「まて、ウィルフ。なんとかしようと言ったのはお前だろうが」
「多すぎだろう?」
さも不思議そうな顔で問うこの少年こそが、半人間の精霊使い、後の<妖精の王にして人間の王><英雄王>ウィルフ、その人であった。

「頭をたたけばなんとかなる。カーランの恐怖政治に突き動かされている奴ばかりだ。

・・・

ダンカンは猪武者だ。ウィルフ、精霊を使って惑わせろ。
グーノスは計算高い。未知の力があると思えば無理はしまい。ギル、時間を稼げ。
その間に、俺がカーランとカリを討つ」
不服そうに頬を膨らませる少年の横で、少女は腰の双振りの「守護するもの」に手をやり、小さく「了解」とこたえた。


「男が王女に一騎打ちを挑んでいる」
伝令が伝えたその言葉は、なぜかカリの気を引いた。
通常であれば、率いる軍勢を止めることもなく、進軍の勢いをもって蹴散らしていたであろう。
だが、この時、彼女は進軍を止め、単身前へと進んだのであった。
軍を前にして臆することなく、馬から下り、甲冑も纏わず、細身の剣を履いただけの男を見た瞬間、彼女も馬を下りて男の前へと歩を進めた。
この二人の戦いにおいて兵の多寡は問題ではなく、馬は不要、いや、いずれも足手まといでしかない。一目でそう見て取った彼女は、やはり凡庸ではない。
互いに短く名乗りをあげる。
なるほど、名高い<王殺しの>ランであるなら、これほどの者であってもおかしくはない。
何故彼が今この地で彼女に挑むのかわからなかったが、カリは剣を抜いた。この時の彼女は、一人の剣士であったのかもしれない。
カリが剣を構えるのを待っていたかのように、瞬時にランの足が常人ではあり得ない距離を踏み込み、細身の剣がまさしく雷光の速度で抜き打たれた。
その動きはどれ一つとっても人間の動きを超越しており、周りで見守る兵たちには、ランの姿がかき消えたとしかわからなかった。


王女カリは愛らしく、剣技にも熱心に取り組むことから「姫騎士」とも呼ばれて親しまれ、実際、王の近衛騎士として戦場に赴くことも多かった。
そして、その純真な笑顔は、恐怖の対象である首狩王の治世に、わずかながらも安らぎをもたらしていた。

それが一変したのは彼女の兄たる太子が戦死したときのこと。
太子戦死の報を受けた王はただ一言、そうか、とのみ口にすると、戦を続けるための戦陣について指示を始めた。
伝令が去り、カリが問う。
「お父様、兄上にかける言葉はなにもないのですか」
王はカリの方を見ることもなく答えた。
「死んだものに、何も不要」

その日、カリは、宮廷魔導士から、秘薬を奪うようにして手に入れた。それが王の寵愛を得るためであったのか、兄の仇をとるためであったのか今となってははっきりしない。
毎朝飲み干すその秘薬は、カリに超人的な神速と神速を見切る目を与え、それは戦場における絶対的な力となった。

しかし、秘薬は彼女の体をむしばむ。
優しげな光をたたえていた碧眼は、いまや黒く縁取られたように落ちくぼんだ眼窩から黒い炎のごとくぎらぎらと光る瞳がのぞく。
密のようであった唇は、薄く干からびひび割れた。
金色の光をまとわせていた柔らかな髪は、かすかに青い色を秘めた針金のような白髪となった。
頬は肉を失い、青白く頬骨に張り付くような様は、不気味なドクロを思わせた。

纏う白いマントが、まるで死神の黒いそれのごとく見る者の目に映る。首狩王の戦場にあって、無敵の剣士。
彼女こそが、<蒼白の>カリである。


ガキッ!!!
それはランのイアイの技が、カイ家以外の者に初めて受けられた瞬間であった。
並の剣士の振るう剣であれば、ランの技は相手の剣ごと断ち切っていたであろう。だが、カリの技がそれを許さない。
ランのカタナとカリの長剣が打ち合わされ、火花を散らす。
カリの目にはランの動きも、抜き打つ切っ先さえも見えていた。

だが・・・

火花が消えるよりも速く振るわれた二の太刀は、地上の何者の目にも留まることなく、カリの首をはねた。


・・・


行軍していた軍に動揺が走る。
何者かが左翼を衝いたというのだ。
奇襲であるにしても、訓練された旗本重騎兵が混乱を立て直す暇もなく瓦解していくなどあり得ないことであった。
伝令の言葉がさらに信じられない情報を伝える。
曰く
 敵はただ一騎。
 左翼最外側を固めていたナント候騎士団壊滅。ナント候討ち死に。
 サイライ候陣頭指揮により敵騎を囲むも、瞬時に突破。ただ一太刀にてサイライ候を含む正面5騎は鎧ごと斬り倒さる。その技、まさに神技。
 ハッテト候騎士団、重騎方形防御陣にてあたるも、重装あたかも紙の如し。
・・・


彼が信奉するものを一言で言うなら、「鋼」である。
それはあくまで強く、冷徹なものだ。
曲がらず、折れず、絶対的な法として、剛直にそこにある。

彼は、それを錬成するために多大な熱を必要とすることを知っている。
彼は彼の人生における情熱のすべてをそそぎ込んで、彼の中にそれを造り上げた。

その強さの前では、何者も頭を垂れて従うほかない。それは、絶望に似ている。
その冷徹さの前では、皆等しく裁きを待つほかない。それは、死に似ている。

長い年月、彼は「鋼」をもって、代々継がれてきた国家という理想のために闘ってきた。
それは、彼の愛したものにさえも、一つの例外もない。彼は、例外という慈雨が「鋼」を錆びさせることを知っていた。

それを維持することは、彼にとっても絶望であった。彼自身の死であった。
それでも、彼は、すべての熱を、それにそそぎ込んだのだ。
すべては、理想のためであった。

そんな、深い絶望を友とする彼が、最後に見たものは、
さらに深い絶望を宿す瞳であった。

07070100

かくて、首狩王殺しはなされた。

ウィルフ・サガ:「首狩王殺し」より


「「青龍の瞳」における<蒼白の>カリと<王殺しの>ランとの一昼夜に及ぶ一騎打ちの記述は、私の創作です。あのころは、それが悲劇の王女の最後に花を添えると信じていたのです。」
レザン「懐古録」より


イー・シュトームはその書の中で、ウィルフ・サガを書かれた年代で3つに分類する。
まず、ウィルフたちと同年代に書かれたもの。主に吟遊詩人の吟じる物語である。
次に、AG.500頃までに書かれたもの。フューラー版、ルイン版などである。
最後に、それ以降に書かれたもの。最近のものでは、ヘイプト版が高い評価を受けている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/01

そのふたつ名は 6

我らが英雄ウィルフの、
旅果つる日は、
まだ遠い。

<英雄王>ウィルフは、コウロウ城に迫る<首狩王>カーランの軍勢に心を痛めていました。
<首狩王>カーランはとても恐ろしく、残酷で、悪魔の魂を持つと言われています。<首狩王>カーランの軍勢に襲われれば、城も人々も何一つ残りはしないでしょう。
コウロウ城の人々は、探索の旅の途上にあるウィルフを温かくもてなしてくれたのです。
「・・・コウロウ城を守るために、悪鬼を討とう」
ウィルフは心を決めると、供の二人を呼んで命じました。
「<守護者>ギル・デ・フラウ。汝、朱雀門を守護せよ」
<守護者>ギル・デ・フラウは、生まれ落ちる時に心を忘れてきたという魔剣士です。半分妖精の血をひく彼女は、姿は少女ですが、長い長い年月をかけて技を磨いた達人なのです。
ギルは紗のスカートをひるがえして、コウロウ城の南、朱雀門へと向います。
ただ一人門をくぐると、ギルの後ろで門が閉じられました。
大きな朱雀門の前にただ一人立ったギルは、とても小さく見えました。
そして、残虐非道な<首狩王>カーランの十万の軍勢を迎え撃つというのに、ギルはいつもと同じように、柔らかい皮の胸当てとズボン、紗のスカート、両腰の双剣だけという軽装です。
それを見たカーランの軍勢は、何かの罠なのかと疑って手を出しかねていましたが、ついにしびれを切らしてギルに襲いかかります。

ギルの右腕が剣を抜きます。
襲いかかってくる兵士たちが持つ剣に比べればおもちゃのように小さいその剣は、まるで宝石のようにキラキラと輝いています。ギルの持つ剣「守護するもの」は、小人が水晶を鍛えて作った剣なのです。
ギルの左腕が剣を抜きます。
これも右の剣と同じ「守護するもの」です。
しん、しん、しん。
右の剣と左の剣から、お互いを呼び合うように小さな小さな音がします。それは、水晶が空気に融ける時の音に似ているといいます。
ギルは機械じかけのように正確な動きで「守護するもの」を振るって、次々に群がる兵士たちを倒していきます。ギルと「守護するもの」にとっては、兵士たちが身にまとう鎧など、何の意味もないものなのです。
しばらくすると、ギルの傍らにもう一人のギルが現れました。
二人のギルは、次々に群がる兵士たちを倒していきます。
しばらくすると、ギルは4人になっています。
これこそが、魔剣士の奥義、「魔剣の舞」なのです。
4人が8人に、
8人が16人に、
16人が32人に、
32人が64人に、
64人が128人に、
128人が256人に、
256人が512人に、
そしてついに、1024人となったギルを越えて朱雀門にたどり着けるものは一人もいませんでした。

「<王殺しの>ラン・カイ・シ。汝、玄武門より出でて<首狩王>カーランを討て」
<王殺しの>ラン・カイ・シは、無双の剣士でしたが、たくさんの王を殺す罪を犯しました。ですが、ウィルフに出会って悔い改め、その力をウィルフのために使うと誓ったのです。
ランはウィルフの呼び出した精霊の馬「シップウ」にまたがり、玄武門を出ました。
そのまま、<首狩王>カーランの本陣に向けてまっしぐらに「シップウ」を走らせます。
ランの走る先では、ウィルフのあやつる風の精霊が風の刃で敵を切り裂き、地の精霊が岩の槍で敵を貫きます。雷の精霊の巻き起こす嵐が敵を焼き、水の精霊の振らせる雨が敵を溶かします。
そしてついに、ランは<首狩王>カーランの前に躍り出ました。
「カーラン王! ウィルフが臣ラン! お命頂戴致す!」
07070000


ルインの絵本シリーズ ウィルフ・サガ:「コウロウ城の戦い」より


「首狩王殺し」の物語は、一宿一飯の恩を返すために一つの国さえ滅ぼしてみせる<英雄王>の資質を語るものとして、しばしば取り上げられる。
トートーハット著「英雄の条件」より


<英雄王>ウィルフの友、<守護者>ギル・デ・フラウは、魔剣士の祖としても知られる。彼女以前にも魔道と剣とを共に修めた者はいたが、それを融合させた者はいないのだ。
例えば、魔剣士の代名詞ともなっている「魔剣の舞」は、かまえ、ステップ、気合声、風きり音、剣戟音、それらが一体となって呪文を織り上げ、術者は2人に分身する。さらに二人のそれが合して4人となる。
ウィルフ・サガの中でも人気の高い「首狩王殺し(しゅりょうおうごろし)」の一節「コウロウ城朱雀門」で、押し寄せる兵士を斃しながら次々分身し、ついに1024人となった彼女が1万の兵士を退けるシーンは特に有名である。
ただ、この技は、相手の動きさえ呪文の中に織り込むために非常に難度が高く、実戦の中で2人にさえ分身できる者もほとんど知られていない。いかな<守護者>ギル・デ・フラウであろうともかなりの誇張があることは想像に難くない。
ガラン・ヨウ著「守護者の肖像」より


一子相伝に近い形で伝えられていた各地の魔道は、<魔道王>アフノによって学問として体系づけられた。
アフノとその弟子は、狂気に取り付かれたかのように、あまたの魔道師の技を理論付け、その体系のなかに取り込んでいった。
アフノの魔道理論は、「天界の声楽」と呼び習わすことからも分かるとおり、音楽との強い結び付きが特徴となっている。
この「魔道=音楽」という図式は、三千年の後にアメジスト学派によって否定されるまで続くことになる。「アフノの功罪」と言われるゆえんである。
・・・(略)
アフノ学派は、数多くの分派を生み出している。
その分岐の基点としてよく語られるのが、アフノの孫弟子であったと伝えられる<魔剣士>ギル・デ・フラウの使った「身体言語を中心とした呪文詠唱」である。
当時、ルーラに留学していたミラニ市伯爵息女ルン・レイ・ヒはこれを持ち帰り、理論的補強を行って、ミラニ流を完成させた。「流天の舞人」とも呼ばれる彼女の魔道は、最小限の発声と流れるようなダンスとで構成され、ミラニ市伯爵の庇護もあって西域における一大派閥をなした。
ルーラで落ちこぼれと言われた<音痴の>ルンが、魔道十傑に数えられるほどになった物語は、童話にもなって広く知られている。
また、この魔剣士の技については、<アメジストの皇帝>パルが、彼の創設した「純粋魔道学」としても知られるアメジスト学派の成立に多大な影響を受けたと述べている。

これに対して魔導は常に体系化されることなくあり続けた。これは魔導が契約によって力を行使することに大きく依存する。
本書では、魔導については必要最小限しかふれない。
トートーハット著「魔道の系譜」序章より

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年6月 | トップページ | 2007年8月 »